一般申告

 

一般申告 ②課税売上割合(付表2)

はじめに

前回では、申告書の課税標準額①、消費税額②を作成しました。
控除過大調整税額③および控除対象仕入税額④は、「付表2 課税売上割合・控除対象仕入税額等の計算表」を作成して転記します。

本記事では、「付表2 課税売上割合・控除対象仕入税額等の計算表」を作成していきます。

 

資料

当社は税抜きで会計処理をしている。
売上は課税売上げのみ

試算表 課税標準額1

課税売上割合

課税売上高(税抜き)①

残高試算表(付表2 ①課税売上額)

 

課税売上高(税込み)-売上対価の返還等(税込み)
(10,000+803)×100÷108-(100+8)×100÷108
=10,002-100
=9,902

 

付表2 ①課税売上額

 

 

免税売上額②

残高試算表(付表2 免税売上額)

 

付表2 ②免税売上額

 

課税資産の譲渡等の対価の額④

課税売上高(税抜き)9,902+免税売上額500=10,402

付表2 ④課税資産の譲渡等の対価の額

 

課税資産の譲渡等の対価の額⑤

上記の④の金額になります。
付表2 ⑤課税資産の譲渡等の対価の額

 

非課税売上額⑥

試算表(付表2 ⑥非課税売上額)

付表2 ⑥非課税売上額

 

資産の譲渡等の対価の額⑦

資産の譲渡等の対価の額10,402+非課税売上額300=10,702

付表2 ⑦資産の譲渡等の対価の額

 

 

課税売上割合

課税資産の譲渡等の対価の額÷資産の譲渡等の対価の額
10,402÷10,702=97.20%

 

付表2 課税売上割合

これで、課税売上割合が求められました。
次の記事では、課税仕入れ等の税額の合計額を作成します。

原則課税
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